多言語ホームページでインバウンド対策

多言語ホームページのメリットと注意点

ホームページは、情報を気軽に海外市場へ発信する手段となり、特に旅行業界や観光客が多く訪れる観光地では、インバウンド需要の増加に応えるため多言語対応のウェブサイトの需要が高まっています。

中小企業や小規模事業者、個人事業主の中にも海外の方にサービスや商品を知ってもらい方も多くいると思います。インバウンド対策としての多言語ホームページのメリットと注意点について解説するので、多言語ホームページに興味ある方は参考にしてください。

インバウンド対策として多言語化のメリットの重要性

多言語ホームページは、サービスや製品を海外へ紹介する効果的な手段になるため、訪日外国人客をターゲットとしたインバウンド対策としてホームページの多言語化は重要です。

海外へ行ったときに日本語があると、安心する方も多いのではないでしょうか?

インバウンドのお客様の母国語で紹介してある店としてない店では、母国語で紹介されている方が魅力的に感じられる傾向にあるため、多言語ホームページは海外市場へのアクセス拡大に繋がり、インバウンドマーケティング戦略において重要です。

そのため、インバウンド対策として、多言語ホームページを制作している中小企業や小規模事業者、個人事業主は年々増えています。

理解しやすさ

自分の言語で書かれた情報は、外国語よりも理解しやすいため、顧客はサービスや商品についてより詳細な情報を得られます。顧客の不安を減らし、購買意欲を高めることができます。

親近感と信頼性の向上

自国の言語でのコミュニケーションは親近感を生み出し、店舗やブランドへの信頼感を高めます。
自分たちのニーズが理解され、尊重されていると感じるため、ポジティブな印象を持ちやすくなります。

アクセシビリティの向上

情報が母国語で提供されていることで、インバウンドのお客様はより簡単に店舗の場所を見つけたり、提供されているサービスや商品について理解したりすることができます。言語の壁が高いお客様にとって大きなメリットです。

競争優位性

多言語で情報を提供することは、類似のサービスや商品を提供する他の店舗と差別化するための強力な手段となります。特定のインバウンド市場からの顧客を引きつけることができ、ビジネスの成長が期待できます。

マーケティング効果

母国語でのプロモーションは、インバウンドのお客様に直接的にアピールする効果的なマーケティング手法です。
自分たちの言語で情報を共有することにより、口コミやソーシャルメディアを通じた宣伝効果も期待できます。

多言語ホームページ制作の注意点

多言語ホームページ制作は、言語の翻訳だけではありません。
各国の文化や習慣を理解していることは重要になってきます。

特に、中国は日本や他の国と大きく異なる点も多々あります。
インバウンド対策として中国人へ期待している方も多いので、注意が必要です。

自動翻訳は不十分

「Google翻訳を活用するだけで十分?」と考えるかもしれません。
実際、Google翻訳を含む自動翻訳ツールはコスト削減の面で魅力的です。

しかし、翻訳品質は場合によっては期待を満たさないこともあります。特に、文化的ニュアンスや習慣は自動翻訳では捉えられません。

また、Googleでは自動翻訳のまま公開するとペナルティの可能性があることを指摘しています。

自動ツールで翻訳されたテキストが、人間によるチェックや編集を経ずに公開されたもの

Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

ペナルティになるとペナルティが解除されるまでGoogle検索では一切表示されなくなります。
解除させるには、自動ツールで翻訳されたテキストではなく、人間によってチェック編集されたものを用意する必要があります。

「自動ツールを使うことでコスト抑えている」という多言語サイトを制作しているホームページ制作会社もありますが、実際に不利益を被るのは依頼者であるお客様になります。

多言語サイトを制作する際には、翻訳の方法について必ず確認することをおすすめします。

よくある失敗例:部分的翻訳

Google翻訳のツールを表示してあるウェブサイトを見たことがありませんか?
テキスト部分は変換されますが、画像などは翻訳されないため、一部のみ翻訳されることになります。

もっとも見てもらいたいものを目立つように画像で作ってしまい、翻訳されずに見てもらえないということになります。

よくある失敗例:使えないSNSの表示

使えないSNSの表示

この画像、は京都市公式の京都観光のウェブサイトの中国語(簡体字版)です。
Instagram、Facebook、Youtube のアイコンが出ていますが、ほとんどの中国人には意味のないものです。

中国ではInstagram、Facebook、Youtubeの全てが基本的には利用できません。
一般的には、Instagramのような小紅書(RED)、X(旧ツイッター)のようなWeiboなどの中国特有のプラットフォームを利用しているので、中国人にとって利便性が良いとは言えないでしょう。

まさに習慣を理解していない例ですが、よく見かけます。

よくある失敗例:海外からのアクセス拒否

中国語のページは作ったが中国では見られない仕様になっているということも少なくありません。

中国では、Googleなどの検索エンジンを含めて一部のウェブサイトは閲覧ができません。
日本にあるサーバーの中には、セキュリティの関係で設定をしないと国外からアクセスできないようになっているものもあります。サーバーだけではなく、技術的に中国では開けないような方法を取っていることもあります。

WEB RIDEの多言語サイト制作

WEB RIDEの多言語サイトは自動翻訳ではありません。
WEB RIDEの運営会社は貿易会社です。
中国語や英語で対応できるスタッフがいるため中国語、英語のネイティブによる翻訳が可能です。

中国語や英語でのお客様とやりとりすることもあります。
WEB RIDEでは、中国国内をはじめ世界中の数か所からアクセス確認をするので、海外から見ることができないホームページになる心配はありません。

また、言語によってデザインや内容を変えることも可能です。
日本語版ではLINE、Instagram、X(旧Twitter)のアイコンを表示、中国語版ではWeChat、ウェイボー、小紅書など言語ごと表示させるSNSを変えるなど柔軟に対応いたします。

多言語サイトに興味ある方は、お気軽にご相談ください。